2024年11月7日
日本医師会年次報告書
日本医師会は、組織としての活動を開始して以来、国民の医療に対する安心、安全に資するための活動を一貫して行ってきております。
本会の定款には、「本会は、都道府県医師会及び郡市区等医師会との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする」と定められており、地域医療の充実を図ることを原点として、医師の倫理・医療倫理の敷衍、医師に対する教育活動、国民への医療の啓発活動、政府・自治体・行政との意見交換、さらには国際交流まで、幅広い分野に及んでおります。
2024年1月の能登半島地震の発生から数か月にわたって、日本医師会災害医療チーム(JMAT)を派遣するなど、関係者と協力して、被災地の医療を支える活動を行ってまいりました。ご協力いただいた医療現場の先生方、医療従事者・関係者の方々に深く感謝申し上げます。
日本医師会の最も重要な役割は、「国民の健康と生命を守る」ことであり、これは医師の使命でもありますので、この理念を念頭におきながら、今後も医療現場と連携して情報収集を行い、分析と情報発信を行って、日本の良質な医療提供体制を堅持していきたいと考えております。
健康で長寿な生涯を送るということは、国民にとって最大の関心事であると思います。これからも安心で安全な社会であり続けるために、日本医師会は会務を誠実に運営し、社会保障及び地域医療の充実に寄与し、社会の皆様からの信頼性を高めていく努力を積み重ねてまいる所存です。
本編をご一読いただき、日本医師会の基本方針とその活動にご理解を賜われば幸甚でございます。
会長 松本 吉郎
日本医師会年次報告書データ
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