技術予測年表
医学生の皆さんが医療の最前線で活躍する2025~2030年頃の我が国では、どのような技術革新が実現され、どのような社会になっているのでしょう。またそのとき、人工知能は何をできるようになっているのでしょう。
我が国では、科学技術・学術政策研究所が5年ごとに「技術予測調査」を行い、様々な分野でどのような技術が開発され、実装されているかの青写真を作っています。ここでは、最新(2015年)の第10回技術予測調査*の結果から、医療分野及び人工知能・ICT分野のトピックを抽出し、年表の形で示しています。
この年表を見ると、ここ2年ほどの間に、個人のゲノム情報の管理が始まり、ビッグデータに基づく予防医療ができるようになるという予測になっています。さらに、2023年には「医師の経験知の定量化」が達成され、2025年には社会実装されるという予測になっています。これまでの調査結果と実際の達成度を見比べてみると、若干達成までのスケジュールの見込みには甘いところもあるようですが、かなりのスピードで医療分野にも技術革新の波が押し寄せることは間違いないようです。
そして、これだけのスピードで技術革新が進むということは、ルールやシステム、倫理面での体制整備など、医療現場も様々な対応に追われることになるでしょう。その時には皆さんも、医師として様々な役割を担うことになるはずです。
*参考:科学技術・学術政策研究所「第10回科学技術予測調査 分野別科学技術予測」(2015年9月)
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